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ダディisサディスト
第22章 涙と笑顔
「……小雪さん…
どういう事ですか――…?」
ベッドに座るナツは…
力なくわたしを見る―――…
私も濡れた衣服を脱ぎ――…
スーツから私服に着替えた…
「――――…私の…意思では…奴隷は辞められない…
契約を解除できませんよ…」
ナツは…契約を何度も読み返していた…確かに―――…
ナツの…
奴隷の意見は認められない…
私は、鞄から一枚の紙を出し…
ナツに手渡した――――…
「…契約書――――…?」
ナツに手渡したのは…
父とナツとの間で交わされた“奴隷契約書”…
「…ここにも書いてあります…
奴隷が自ら辞めることは…出来ないって――――…」
ナツは、肩を落とし…
契約書を見つめる――――…
「――…例外が…あります」