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第22章 涙と笑顔

「…例外―――――…？」



「後ろを見てください―…」




ナツは、契約書のひっくり返し…裏面を見る――――…






「これは―――――…？」



裏には…父の字で―――…


“なお…

ナツの旦那が、ナツに触れ、キスをし抱き締めたら…

奴隷契約を解除する――…”





と…書かれていた――――…





「…奴隷を辞める事なんて…
簡単な事です――――…」






ナツは―――――――…



契約書を見つめ――――…



ポロポロと泣く――――…






「…ああ…ぁ……そんな…」




ナツは、契約書を胸に抱き…うずくまる―――――…






「…一番難しい…事じゃないですか…」




ナツは、うずくまり…声をあげて泣いた…




私には解らないが…


多分…


ナツが…奴隷に落ちた理由なのだろう…




触れられない寂しさ――…


旦那への…切ない…思い…






ナツは…父の思いを―――…



どう受け止めるのだろう…