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ダディisサディスト
第22章 涙と笑顔
史朗のはしゃぐ姿に…
ど〜したの?と…ナツは、不思議そうな顔をしていた…
史朗は、私との秘密?の約束を守ろうと…
ナツをサポートしようとしていた…
別れる時…史朗は、私に親指を立てて「任せろ!」のポーズをとった…
子供は…かわいい――――…
子供かぁ…
ふと…自分が子供を抱っこしている図を思い描いたが…
何か…ピンと来ない―――…
私は…父に孫を抱かせる事が出来るのだろうか―――…
まず…
相手を見つけなければ…
しかも…
緑川の嫌がらせに耐えられる相手を…
中学、高校、大学…
それなりに恋人はいたが…
あの手、この手で――…嫌がらせをする緑川……
時には兄に…時には恋人になり……ありとあらゆる障害を私の、恋人達にぶつける…
しまいには…女を使いハニートラップを仕掛けるしまつ…
もう――――…父より厄介な存在になってしまった――…
はぁ…ため息が出た―――…
緑川め……
私は…
ナツと史朗の後ろ姿を見送る
小さくなる後ろ姿を見届け――――…
私も、帰宅することにした――――…