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ダディisサディスト
第30章 カリスマと伝説
お腹が大きくなる度に…
私は、不安で押し潰されそうでした…
でも、響さんは毎日私の側で「この子は、俺の子だ」と…優しく、強く囁いてくれましたね……
嬉しかった…嬉しかった―…
響さんの…
子ではないかもしれない…
そう、悩んでいた私の不安を、取り除いてくれましたね
そう、この子は――――…
私と響さんの子なのだと…思う事ができました
出産の時も、側で励まし支えてくれた響さん…
「最高の苦痛顔に興奮する!」と…出産の痛みまで快楽に変えてしまいそうでしたね。
今、思うとリラックスさせるつもりだったのかしら?
産まれて直ぐの小雪を抱いて…笑う響さんは…
凄くかっこよくて…立派な父親に見えました。
小雪を生んで…良かったと…
響さんに出会えて良かったと、心から思えました。
私は、小雪が誰の子でも…愛すると…誓いました。
でも、産まれた小雪は…響さんに似ていて…
驚く事ばかり…
爪の形とか、耳の形…
唇の形……黒子の位置…
奇跡だと…感じています…
あの日…
ゲストの帰った…旅館で…
最後にご褒美として、響さんが私に下さった…あの子種が…
小雪の命となったのだと…
確信いたしました。
小雪は…まぎれもなく…
響さんの子です。