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ダディisサディスト
第33章 5時間前と現在
史朗が、“小雪さん”と呼ぶ女性も―――…
会社で何度か見掛けたことのある…
社長秘書の一人だ――――…
「え―――…しかし…」
流石に…息子を預けるのをためらってしまう…
「ミーティングの間だけですから…大丈夫ですよね?」
女性秘書は、史朗の目線まで姿勢を落とした
「パパ?お仕事?」
「あ…あぁ、大丈夫か?史朗、わがまま言って…小雪さんを困らせないか?」
史朗は、小雪さんを見ると!胸を張った――――!
「大丈夫だよ!小雪さんと僕は仲良しだから!
それに、女の子を守るのは男の子の役なんだぞ!!」
史朗の言葉に、皆が微笑む…
「―…なら、すみません…」
俺は、
緑川と社に戻ることにした
「パパ〜行ってらっしゃい!」
緑川の運転する車に乗り込み…
来た道を戻る―――――…
一体…
どんなトラブルだろう…
サイドミラーで、小さく遠ざかる史朗の姿を確認して…
胃がキリリと―――…痛んだ