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第4章 弟子と娘

カタン――――…


緑川は、目の前の料理を乗り越え――――…




私の目の前まで…身を乗り出す…






「小雪さんは……私が…欲しくないですか？」





酔っているのか―――――…



綺麗な黒髪と…黒目が…揺れる…





「相変わらず…綺麗ですね…正宗は…

奴隷達が…正宗の綺麗さに嫉妬する気持ちが解るわ…」



緑川は…ゆっくり…私との距離を縮める――――…




「…小雪さんは…私に嫉妬…しますか？」




ﾄﾞｷﾝ――――…とした…




嫉妬…



緑川の容姿ではなく…



父との関係に…嫉妬…？みたいな…感覚はあった…



でも――――――…




「…しないわね…
正宗の鬼畜ぶりも…喘ぎ顔も……父に怒られ、泣いている顔も――――…私は知っているから…」




「ぷっアハハハハハ！
そうでしたね…今さら…私の容姿には嫉妬しませんか？




なら―――――――――…


響さんとの…関係に…嫉妬はしませんか？」





ﾁｸﾘ―――――…さすが…


父の弟子……
痛い所を突いてくる――…






「そうね……私が男だったら…
私にも…父の性癖が遺伝していたらって…

正宗の様な関係だったのかな？って思うわ――――…


でも…それだけ―――…」





緑川は…私に…
そっと口づけをする――――…






「…顔色変えずに…自虐的な事を言うから……小雪さんは…


でも――――――――…

マゾ気質のない貴方に魅了されてしまう…私もいるんですよね―――――――…」




「…都合のいい…心と体ね…

正宗は…今…ヤりたいだけでしょ？

溜まってるの？奴隷でもよんだら？」