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第4章 覚醒

答えの出ない日々…


しかし
もう既に俺の中で
兄としての立場や道徳感は
消え失せようとしていた


妹の挑発を楽しみ
期待している自分を
もう偽る気持ちさえない


ただ…

妹に対する感情が
男の欲望そのものなのか…

それとも
妹を異性としてみているのか…
その感情は
愛情と言えるのか…

俺は妹の挑発に…
理性を保てるのか



正論として
答えを見つけようとしていた…



ﾄﾞﾝｯ


妹との空間を隔てる
たった一枚の薄い壁

妹の部屋から壁に
何かがぶつかる音…



俺は身体を起こし
壁にもたれ
耳をすました…


　　…お兄ちゃん…

　　　ｱｯ…ｷﾓﾁｲｲ…


微かに聞こえる
妹の喘ぐ声…


俺は自分の硬くなったﾍﾟﾆｽを
ﾊﾟﾝﾂの上から擦っていた



　…もう 知るか…