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保健室は絶対領域
第8章 孤独
―――ズドンっっ‼︎
渇いた射撃音が部屋中に響き渡る。
椅子の男はこめかみを撃ち抜かれ、目を見開いたまま、椅子ごと前に崩れ落ちた。
無機質な冷たい床に、男のドス黒い血液がゆっくりと染み広がる。
良斗は何事も無かったように扉を開けると、二人の少女が立っていた。
まだ大人に成りきれない顔立ちの少女たちは、際どい下着を身に着けて良斗を待っていた。
この東洋人に何をされるかを知っている彼女たちは、怯えた表情で身体を震わせていた。
良斗は獣の様な素顔を隠し、ニッコリ笑顔を向けると、二人の肩を抱いて別の部屋に消えて行った…