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保健室は絶対領域
第9章 傷跡


ルイの唇が、首筋から胸元に降りてくる…


「…ルイ…」

桜子は寂しげな表情を浮かべ、ルイを優しく抱きしめる。

その瞬間、ルイが身体をビクッとさせた。


「…なんで抵抗しないんだよ?」

「…わからない…」


ルイは、シャワーの栓を閉めた。

「や~めた!!」

「え…」


「服脱いで!乾燥機あるから。」

それだけ言うと、ルイはバスルームから出て行った。


桜子は困惑しながらも服を脱いで裸になると、ルイが渡してくれたバスタオルを巻きつけた。

濡れた衣類を一枚ずつ絞ると、乾燥機を回す。乾燥機の残り時間は2時間。
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