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保健室は絶対領域
第9章 傷跡
「くっ、くしゅん!」
(2時間かぁ…どうしよう?このままここにいるしかないのか…)
バスタオルしか身に着けてない桜子は、そのままルイの前に出るのを躊躇した。
「これ、被ってれば?」
ルイが洗面所に、毛布を投げ入れた。
桜子は、頭からすっぽり毛布を被るとやっとリビングに出て行った。
ルイは、すっかり部屋着に着替えてくつろいでいた。
「どーせ、時間かかるんだからベッド使っていいけど。」
(誰のせいで…こうなったと思ってるんだろう…)
「ソファで大丈夫だから…」
桜子は、ムッとした表情で応える。