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保健室は絶対領域
第12章 疑惑


カイが虚ろな瞳の桜子を見つめて、唇を優しく覆う。


「桜子…ごめん…」

そう言うと、カイが急に身体を離す。


「ルイ、もうよせ。」

カイがルイを静止した。


「なんだよ…せっかくいいところだったのに。」

ルイが内部から指を引き抜くと、桜子がその場にへなへなと座り込んだ。


カイは放心状態の桜子を抱き上げると、ベッドに座らせた。


「本当にごめん…こんなつもりじゃなかった。」
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