この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
保健室は絶対領域
第13章 本性
帰宅すると、珍しく電話が鳴っている。
「桜子、今までどこに行ってたの?
携帯にも自宅にも何回も電話したんだよ。」
慌てて部屋の時計を見ると、11:00を過ぎていた。
「良斗さん、ごめんなさい…ちょっと忙しくて今戻ったところなの。」
携帯を確認すると、良斗からの着信が10回以上も続いていた。
「そう…か。桜子、学校大変なんだね、身体壊さないように…
週末には、帰れると思うから。」
「一週間も早く帰れるの?」
(良かった…良斗が帰ってくれば、色々心強い。)