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保健室は絶対領域
第14章 過去

「あいつは、ずっと復讐することを考えていたのかも知れない。

俺は、止めることすら出来なかった。


そして、今だにあいつの心は…報われない。

桜子だったら、あいつの心を救うことが出来るかも知れない…」


「わ、私が…?」

カイがどうしてそんな事を言うのか、その時は理解できなかった。


「そろそろ行かないと…」


カイと桜子は保健室を急いで出て行った。
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