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第18章 復讐

部屋の中には、後ろ手に拘束された中年の男女の姿があった。
二人の後ろには銃を構えた仲間がいた。

あれから何年か経ったものの、ニヤついた男の顔、二重顎のぼってりした体型の女の姿は、忘れもしなかった。

女の汚れた花柄の派手なワンピースから安っぽい香水の香りがした。

そう…こいつらだ！

私の夢も希望も奪った奴等。あの頃の記憶を封印して来たのに、一瞬にしてフラッシュバックする。


「へぇ〜久しぶりね〜。綺麗な服着ちゃって、どこの金持ちに貰われたんだか。ずいぶん羽振りが良さそうね。」

女の方が、ニヤけた面で話しかけて来た。

「で、こいつら何したの？」
女を無視して、リナが仲間に聞いた。