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第18章 復讐

「散々世話したのに、挨拶も出来ないのかい？
股を開くコトは、ちゃんと覚えたみたいだけど。」

女のイヤミに、男は更にニヤついた顔をし、薄汚れてかけた歯をチラっと覗かせる。

リナは、一瞬胃の中からこみ上げる嫌悪感を感じたけど、鋭い目で二人を睨みつけた。

「…街で子供をさらっては、食べ物も与えず重労働させていました。
豚小屋でガリガリに痩せた子供達が5人。
小屋の近くの森からは、多数の子供と思われる骨が見つかりました。」

「どうせ、こんな所の子供が減ったって、誰も気付きやしないじゃないか？
むしろ屋根がある所で寝かせてやったんだから、感謝して欲しい…」