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第18章 復讐

－－－あの頃、朝起きると裸にされシャワーで全身を洗われ、人形の様なドレスを着させられた。
朝から晩まで、色んな国からの客を相手にした。

そして、皆が寝静まった頃、あいつが必ずやって来た。あのニヤけた顔で何度も私を犯し続けた。その男の顔が目の前にある。

どんなに辛くても自分が我慢すれば、故郷の家族が助かる。母の為に…妹や弟の為に…

その思いで、こいつらの言うことをずっと聞いたのだ。
あの日までは…それなのに、こいつらは、私の家族に1円もお金を送金なんかしてなかった。

本当は、あの時に殺しておけば良かった。


やがて部屋の中に、二発の銃声が鳴り響いた…

リナは、足元に倒れた女を踏み付けると、顔にかかった唾を手で拭った。