この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
保健室は絶対領域
第8章 孤独
「ルイ~ルイ~!!」
女と入れ違いで、コートを羽織った別の女が部屋に侵入してきた。
「…なんだよ、勝手に入るなよ。」
「ルイの部屋セキュリティ甘すぎだよ。」
女は、黒いトレンチコートを脱ぎ捨てる。
「リナ…まさかその恰好で来たのか?」
トレンチコートの中は、赤のベビードールにガーターベルト、網タイツ…
ルイは、少々呆れ顔で見つめていた。
「なんか、眠れなくて…ルイ一緒に寝てくれる??うふふ…」
リナは、普段から想像も出来ないような柔らかい笑顔を見せ、寝室の扉を開けた。
そして、先ほどまでの情事の痕跡がくっきり残るベッドを、丁寧にメイキングし直した。