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SA
第16章 15年前 3
シュウジにペンを持たせると、美織ちゃんはまた仕事に戻った。
それからも手が空いたら、割り箸で輪ゴム鉄砲作ってみせたりしてくれていた。
若いのにしっかりしてるな…
遊んでやるのが上手なのもだけど、悪いことはきっちり叱って、褒めるとこは褒めて。
女性が持つ母性か?
敵わないな…
夕方、店を出る頃にはすっかり美織ちゃんに懐いたシュウジ。
お会計が終わった時に、再びあのキャンディ。
『良い子だったね〜。また来てね』
またあの笑顔で頭を撫でる。
手を繋いで帰る時には満面の笑みのシュウジ。
生気の無い顔で砂場で山をひたすら作っていた頃とは別人だ。
『さっきのアメくれたおねえさん、たのしかった!』
そうか。
連れて行って良かった。
また一緒に行こうな。
『…あのおねえさんがおかあさんだったらな…』
それからも手が空いたら、割り箸で輪ゴム鉄砲作ってみせたりしてくれていた。
若いのにしっかりしてるな…
遊んでやるのが上手なのもだけど、悪いことはきっちり叱って、褒めるとこは褒めて。
女性が持つ母性か?
敵わないな…
夕方、店を出る頃にはすっかり美織ちゃんに懐いたシュウジ。
お会計が終わった時に、再びあのキャンディ。
『良い子だったね〜。また来てね』
またあの笑顔で頭を撫でる。
手を繋いで帰る時には満面の笑みのシュウジ。
生気の無い顔で砂場で山をひたすら作っていた頃とは別人だ。
『さっきのアメくれたおねえさん、たのしかった!』
そうか。
連れて行って良かった。
また一緒に行こうな。
『…あのおねえさんがおかあさんだったらな…』