この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
SA
第17章 15年前 4
家に帰ると、シュウジの横で寝転ぶ紀子。
『おかえりなさい!…どうだった…?』
心配そうに聞く紀子に説明する。
『…そんな簡単に子供手放すなんて信じられない…でもシュウジくんにとっては良かったのよね』
俺と話しながら、無意識だろうか。
紀子はずっとシュウジの頭を撫でていた。
「…シュウジ途中起きたりした?」
起きないことはわかってるけど、聞いてみた。
『ずっと寝てたから大丈夫。辛いことあったばかりなのに、夢見て笑ってるの…可愛くて可愛くて…』
目を細めてシュウジを見る紀子から、母親の慈愛と優しさを見た気がした。
『おかえりなさい!…どうだった…?』
心配そうに聞く紀子に説明する。
『…そんな簡単に子供手放すなんて信じられない…でもシュウジくんにとっては良かったのよね』
俺と話しながら、無意識だろうか。
紀子はずっとシュウジの頭を撫でていた。
「…シュウジ途中起きたりした?」
起きないことはわかってるけど、聞いてみた。
『ずっと寝てたから大丈夫。辛いことあったばかりなのに、夢見て笑ってるの…可愛くて可愛くて…』
目を細めてシュウジを見る紀子から、母親の慈愛と優しさを見た気がした。