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SA
第18章 家族
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目が覚めると、さっき机に伏せたままの状態だった。
斉藤さんが言ってた、私とシュウジくんの関係。
私が南くんが愛しかったのは、きっと心の片隅に親子の記憶があったんだと思う。
いろいろわかったけど。
南くん…シュウジくんを救えたのは、やっぱり斉藤さんと紀子さんの愛情とチカラだ。
私がしたことは、本当に微々たることで。
『…僕ね。大人が怖かったんだ。おじさ…オーナーと出会うまで。大人の男性で初めて信用できたのがオーナー。大人の女性で初めて躾てくれたのが美織さん。』
同じく目を覚ました南くんが、話し出した。
『僕がオーナーに助けを求めたのは、もう爆発しちゃったんだろうな。それまでだって何回も暴力は奮われてたのに、我慢できなかった。優しさを知ったあとだったから。二人に会えてなかったら、あれが普通だってずっと思い続けてたんじゃないかな』
目が覚めると、さっき机に伏せたままの状態だった。
斉藤さんが言ってた、私とシュウジくんの関係。
私が南くんが愛しかったのは、きっと心の片隅に親子の記憶があったんだと思う。
いろいろわかったけど。
南くん…シュウジくんを救えたのは、やっぱり斉藤さんと紀子さんの愛情とチカラだ。
私がしたことは、本当に微々たることで。
『…僕ね。大人が怖かったんだ。おじさ…オーナーと出会うまで。大人の男性で初めて信用できたのがオーナー。大人の女性で初めて躾てくれたのが美織さん。』
同じく目を覚ました南くんが、話し出した。
『僕がオーナーに助けを求めたのは、もう爆発しちゃったんだろうな。それまでだって何回も暴力は奮われてたのに、我慢できなかった。優しさを知ったあとだったから。二人に会えてなかったら、あれが普通だってずっと思い続けてたんじゃないかな』