この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
SA
第18章 家族
『美織さんとの経験がなかったら、母さん…あ、紀子のほうね。母さんのこともきっと恐怖の対象だったと思う。




ありがとう』







お礼を言いたいのは私の方だ。
ずっと子供ができなくて、気が付けば35歳。
周りの友人はどんどん出産していて、小学生の子供がいて当たり前の年齢。
自分に欠陥があるような気がして、自分に自信が持てなかった。

でも、幼い南くんが言っていた
『私が母親だったら良かった』
って言葉に凄く救われた。



ありがとう。
…って辛い幼少期を過ごしてきた南くんに言っていいものかわからなくて、言うのをやめた。




顔を伏せたままの南くんの頭を撫でる。

「私にできることってあんまり無いかもしれないけど…でも何かあったときは、ちゃんと頼ってね?」

/251ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ