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SA
第18章 家族
ーーー次の週。
約束通りに、南くんと一緒に
デコレーションケーキを作った。
斉藤さんに渡すと
『もうお祝いされる歳でもないのに』
とか言ってたけど、ちょっと涙目になってたのはバレバレで。
『忙しい合間に作ったんだから、残さないでよ。あ。おじさん手拭いて!』
ってちょっと照れながら、南くんは淹れたてのコーヒーとオシボリを出した。
いつも
“オーナー”“南”って呼び合ってたのに、この日から呼び方が“おじさん”“シュウジ”になっていた。
…いや、戻ったのかな。
親子ではないかもしれないけど、暖かい家族の雰囲気。
見ているだけで和む。
『美織さんも食べよ!何飲む?』
…やっぱり見てるだけじゃなくて、私も中に入っていきたい。
約束通りに、南くんと一緒に
デコレーションケーキを作った。
斉藤さんに渡すと
『もうお祝いされる歳でもないのに』
とか言ってたけど、ちょっと涙目になってたのはバレバレで。
『忙しい合間に作ったんだから、残さないでよ。あ。おじさん手拭いて!』
ってちょっと照れながら、南くんは淹れたてのコーヒーとオシボリを出した。
いつも
“オーナー”“南”って呼び合ってたのに、この日から呼び方が“おじさん”“シュウジ”になっていた。
…いや、戻ったのかな。
親子ではないかもしれないけど、暖かい家族の雰囲気。
見ているだけで和む。
『美織さんも食べよ!何飲む?』
…やっぱり見てるだけじゃなくて、私も中に入っていきたい。