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SA
第27章 本当の理由 2
恋人なら、夢を応援してやるべきなんだろう。
わかってる。
でも離れるなんて想像しただけで吐きそうだ。
それからも、できる範囲で彼女の邪魔をこっそりと続けた。
落ち込む彼女を慰める彼氏を演じながら。
仕事が上手くいく程人脈が増えていく。
『あの子を選ばないでくれって…あの子に恨でもあるの?』
あるプロデューサーに言われた。
「いいえ、愛しすぎて世間に見せたくないだけです」
にこやかに、でもはっきりと告げる。
『ははっ…高崎くん、歪んでるね』
自覚してる。
そんな事を繰り返していたある日、彼女にメールがきた。
わかってる。
でも離れるなんて想像しただけで吐きそうだ。
それからも、できる範囲で彼女の邪魔をこっそりと続けた。
落ち込む彼女を慰める彼氏を演じながら。
仕事が上手くいく程人脈が増えていく。
『あの子を選ばないでくれって…あの子に恨でもあるの?』
あるプロデューサーに言われた。
「いいえ、愛しすぎて世間に見せたくないだけです」
にこやかに、でもはっきりと告げる。
『ははっ…高崎くん、歪んでるね』
自覚してる。
そんな事を繰り返していたある日、彼女にメールがきた。