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第6章 芽衣にゃんと僕 牧原タケル
僕の順番になる。


芽衣にゃんはしっかりと僕の手を握りながら

「さっきのテレビのコメント…ありがとう。タケにゃんみたいなファンがいてくれて、ホントに嬉しいにゃ…」

ちょっと涙目でそう言ってくれた。




『明日からは芽衣にゃんじゃなくて、吉澤芽衣ちゃんの応援するから!』



「ふふっ…ありがと。なんでスーツなの??初めて見たよ」




『なんでだろう…きちっとしたカッコで見送りたかったから…かな?自分でもわかんないよ』


「そっか。…タケにゃんはスーツ似合う。カッコイイにゃ♡」





ここで時間切れ。







…スーツ似合うか。
初めて言われた。


バイト辞めて、もう1回ちゃんと就職しよう。
これからも応援はもちろん続けるよ。



頑張れ、芽衣にゃん!
僕も頑張るよ。



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