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いつでも初恋
第2章 無くした記憶
私の部屋は4階建ての3階。エレベーターはなく、階段。
階段の近くに駐輪場と駐車場がある。
駐車場には2台分の来客用スペースがあり、黒っぽいセダン車に凭れて直人が待っていた。
高身長でイケメン。
ジーンズにダウンジャケットって…
無難だよ、無難なんだけど…カブってるよね。
―――――
「お待たせしました。」
待たせてないけど、他にセリフもないので言ってみた。
「待ってねーよ、すぐに降りてきたじゃん。」
「そうだけど、他にセリフが出てこなくってっさ」
「フッ、やっぱり面白い奴だな…」
「な、何?やっぱりって?」
持っていた大きいトートバッグを後部座席に入れてくれた。
「重くねぇ?」
「サンドイッチとコーヒー入ってる」
「ピクニックかよ?」
「この寒空の下?」
「無いな」
「無いでしょ?」
昨日まで知らなかったのに妙に波長が合ってる気がする。
「乗って!」
「うん…」
10時ピッタリに駐車場から発車した。
階段の近くに駐輪場と駐車場がある。
駐車場には2台分の来客用スペースがあり、黒っぽいセダン車に凭れて直人が待っていた。
高身長でイケメン。
ジーンズにダウンジャケットって…
無難だよ、無難なんだけど…カブってるよね。
―――――
「お待たせしました。」
待たせてないけど、他にセリフもないので言ってみた。
「待ってねーよ、すぐに降りてきたじゃん。」
「そうだけど、他にセリフが出てこなくってっさ」
「フッ、やっぱり面白い奴だな…」
「な、何?やっぱりって?」
持っていた大きいトートバッグを後部座席に入れてくれた。
「重くねぇ?」
「サンドイッチとコーヒー入ってる」
「ピクニックかよ?」
「この寒空の下?」
「無いな」
「無いでしょ?」
昨日まで知らなかったのに妙に波長が合ってる気がする。
「乗って!」
「うん…」
10時ピッタリに駐車場から発車した。