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いつでも初恋
第4章 連休
運転しながら左右の歩道を確かめる。
いくら連休前だからとはいえ、時間が時間だけに歩いている人なんて少ない。
直人に出会うことなく支店まで来てしまった。
やっぱり電気はついてない。
「仕方ないや…、駅前のロータリーをまわって帰ろう…」
帰ろうって決めたのに、やっぱり探してしまう。
「あれ?」
駅前ビルの辺りに見知った連中を見つけてしまった。
少し手前で駐車して、車の中から様子を窺う。
スーツ姿の男性陣は上司と同僚そして見間違いなければ私の彼氏様だわ。
彼氏様にへばり付いてる女性陣は“お店の女の子”だね。
『ナオさ~ん、又来てね~』
『今度は直人さんお一人でおこし下さいね』
『よかったら、家に来ません?』
あなた方のお客様は直人だけなのか?
直人の表情は背中を向けているのでわからない。
「帰ろう…」
連中が視界に入らない様に顔を背けてアクセルを踏み込んだ。
いくら連休前だからとはいえ、時間が時間だけに歩いている人なんて少ない。
直人に出会うことなく支店まで来てしまった。
やっぱり電気はついてない。
「仕方ないや…、駅前のロータリーをまわって帰ろう…」
帰ろうって決めたのに、やっぱり探してしまう。
「あれ?」
駅前ビルの辺りに見知った連中を見つけてしまった。
少し手前で駐車して、車の中から様子を窺う。
スーツ姿の男性陣は上司と同僚そして見間違いなければ私の彼氏様だわ。
彼氏様にへばり付いてる女性陣は“お店の女の子”だね。
『ナオさ~ん、又来てね~』
『今度は直人さんお一人でおこし下さいね』
『よかったら、家に来ません?』
あなた方のお客様は直人だけなのか?
直人の表情は背中を向けているのでわからない。
「帰ろう…」
連中が視界に入らない様に顔を背けてアクセルを踏み込んだ。