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いつでも初恋
第5章 連休Ⅱ
濯ぎ終わった食器を小さな水切りに伏せ、シンクもサッと洗っておいた。
部屋を覗くとスポーツバックを持つ直人と目が合った。
「ありがとな」
「どーいたしまして」
「出ようっか」
「私んち?」
「俺が前走るから、しっかり道覚えろよ」
先に直人が部屋を出て、鍵を閉めずに行こうとする。
「ちょっとー鍵!」
「さっき、渡しただろ?」
あっ、ポケットの中。
慌てて取り出し、鍵を閉めた。
先を行く直人に鍵を返そうと小走りになる。
「直人、鍵!」
「それスペアキー。お前持ってろ」
部屋を覗くとスポーツバックを持つ直人と目が合った。
「ありがとな」
「どーいたしまして」
「出ようっか」
「私んち?」
「俺が前走るから、しっかり道覚えろよ」
先に直人が部屋を出て、鍵を閉めずに行こうとする。
「ちょっとー鍵!」
「さっき、渡しただろ?」
あっ、ポケットの中。
慌てて取り出し、鍵を閉めた。
先を行く直人に鍵を返そうと小走りになる。
「直人、鍵!」
「それスペアキー。お前持ってろ」