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いつでも初恋
第7章 元彼
「……何?…岡元さん」

「ヒロでいい…」

「よく…ないでしょう?」

「じゃあ、俺も桜井さんて呼ばなきゃいけないのか?」

「そう願いたいわね」

ヒロの視線は痛い程感じるけれど顔を上げることが出来ない。

「話がしたいん「私は無い」」


午後3時きっかりに営業部のシャッターが閉まると職員の出入り口は守衛室前のみになる。

営業部の外回り職員も然り。

だからいつまでもここでヒロと対峙してちゃいけない。


「行こう」とヒロ。

「どこへ?」

「駅前の喫茶」

仕方ない…不本意だけど駅前の喫茶店へと歩き出した。


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