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朋子2
第7章 記憶
俺をこの世界に 導いてくれたのは 大学のW先輩だ。
2歳年上で フェンシング全国大会の出場経験もある美男子だった。
あごが細く 切れ長の目 無駄な肉を削ぎ落としたシャープな躰 文武両道で 非の打ち所のない人をはじめて知った。
フェンシングの防具を身にまとった先輩は 白銀の貴公子 と呼ばれ ファンも多かった。しかし たえず横には恋人の絵美子さんがいた。黒髪を腰まで垂らし いつも控えめに笑っていた。似合いのカップルだった。
俺は学生寮でW先輩と同室になり いろいろ教わった。 酒の飲み方 女の口説き方 果ては ………男の味まで………
先輩の後をついて歩いた。楽しかった 先輩のためなら 死んでもいいと思った。
ある日、先輩から ホテルに呼ばれた………
2歳年上で フェンシング全国大会の出場経験もある美男子だった。
あごが細く 切れ長の目 無駄な肉を削ぎ落としたシャープな躰 文武両道で 非の打ち所のない人をはじめて知った。
フェンシングの防具を身にまとった先輩は 白銀の貴公子 と呼ばれ ファンも多かった。しかし たえず横には恋人の絵美子さんがいた。黒髪を腰まで垂らし いつも控えめに笑っていた。似合いのカップルだった。
俺は学生寮でW先輩と同室になり いろいろ教わった。 酒の飲み方 女の口説き方 果ては ………男の味まで………
先輩の後をついて歩いた。楽しかった 先輩のためなら 死んでもいいと思った。
ある日、先輩から ホテルに呼ばれた………