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禁断の甘い果実
第1章 禁忌への階段








『……拓海……
オナニー覚えたんだ?』







『……ッツ……
なんだよ!
ノックぐらいしろよ!』



拓海は慌てて、
ズボンをはこうとしたから俺は、







『……拓海……
続けなよ……』







と言った。



『……な!……
兄貴が居るのに、
デキるかよ!』



『……そんなん……デキんだろ?』



すると拓海は、
顔を真っ赤にして、俺を軽く睨み---






『……後……
ちょっとでイケそーだったのに……』







とちょっと涙目に、なって来たから、
俺が……



『……拓海……
気持ちートコ、
中断しちゃって、
ごめんな?』



『……兄貴……
覗き趣味あんのかよ!』



『……ばあか……
戸が開いてたの!
人聞き悪いいー方
すんなよ!
お前が不用心なの~しかも部屋の、
カーテンまで開けっぱなしで~』



『……それは……
忘れてたんだよ!』


『……拓海の……
イイトコ見られちゃうよ~』



そして俺は拓海の、隣に行った。

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