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第3章 恋人達の居る時間

激しいキスを何度も交わし……
やがてレイの手が、美砂のブラウスの
ボタンを、
一つ一つ外していく。







……美沙に……
ためらいなど何も、無かった……







美砂の肌が
全てあらわになる。初めて見た美砂の体は、
真っ白で真綿の雪のように、美しかった……







『……美沙……
……綺麗だよ……』






レイはその上に、
体を重ねていく。
激しく抱きしめる。






……レイは……
今までの想い事全部確かめるように……


……美沙を……
強く強く抱きしめた。







『……ん……
レイ……もっと、
レイが欲しい……』






『……ん……美砂…美砂…愛してる……』







抱き合った……
求め合った……







やがて時間の中で
初めて二人は
結ばれた……



美砂の頬に
涙が伝った……



その涙にレイは
キスして……







『……美沙……
愛してるよ……』







と言ってまた
優しく美砂を
抱きしめた。



ずっと朝まで二人のそれは続いた……