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TABOO
第4章 未来へ
始めは連絡が取れていた。ある日メールを送ったら、いつもなら返っていた
返信が、来なくなった。
そして、
携帯が繋がらなくなった。
この電話番号は
現在使われておりません
機械のような
冷たい声だけが、
レイの耳に響いていた。
……っつ……
……なんでだよ……
……有り得ねえ……
……美砂……
……こんなに……
愛してるのに……
……君はもう……
俺を…愛していないの……
……マジ……
もう疲れた……
ーーー
ーーーー
ーーーーー
やがて月日はたち、美砂は病院で、
元気な赤ちゃんを、産んだ……
ギャア…オギャー
『おめでとうございます。可愛いい女の子ですよ。』
『……女の子……』
美砂は愛しい
我が子を抱きしめ
涙を流した……
『……ごめんね……赤ちゃん…淋しい想いさせて……
お母さん……
頑張るからね……』
ーーー
ーーーー
ーーーーー
その頃もう一人、
懸命に人捜しを
してる人がいた。
そう、美砂の元夫。夫もまた、
レイの事を捜して
いたのだ。
このままでいい訳がない、と…。
愛した女が不幸になる。
それだけは
絶対に嫌だった。
そしてやっと
手掛かりを掴んだ。
夫はあの
愛してしまった女と一緒に暮らしていた。
女がある日偶然、
メモを見つけた。
『ねえ、これ
何かしら?』
見ると、美砂の字で綴られた手紙だった。
……ッツ……
アイツ…これを
出す気でいたんだ。
それは美砂が
レイに宛てた、
最後の別れの手紙だった。
返信が、来なくなった。
そして、
携帯が繋がらなくなった。
この電話番号は
現在使われておりません
機械のような
冷たい声だけが、
レイの耳に響いていた。
……っつ……
……なんでだよ……
……有り得ねえ……
……美砂……
……こんなに……
愛してるのに……
……君はもう……
俺を…愛していないの……
……マジ……
もう疲れた……
ーーー
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やがて月日はたち、美砂は病院で、
元気な赤ちゃんを、産んだ……
ギャア…オギャー
『おめでとうございます。可愛いい女の子ですよ。』
『……女の子……』
美砂は愛しい
我が子を抱きしめ
涙を流した……
『……ごめんね……赤ちゃん…淋しい想いさせて……
お母さん……
頑張るからね……』
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その頃もう一人、
懸命に人捜しを
してる人がいた。
そう、美砂の元夫。夫もまた、
レイの事を捜して
いたのだ。
このままでいい訳がない、と…。
愛した女が不幸になる。
それだけは
絶対に嫌だった。
そしてやっと
手掛かりを掴んだ。
夫はあの
愛してしまった女と一緒に暮らしていた。
女がある日偶然、
メモを見つけた。
『ねえ、これ
何かしら?』
見ると、美砂の字で綴られた手紙だった。
……ッツ……
アイツ…これを
出す気でいたんだ。
それは美砂が
レイに宛てた、
最後の別れの手紙だった。