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TABOO
第1章 運命の赤い糸

『……有難う……
楽しかったわ。』
美沙は素直にそう言っていた。
これでもう逢えないのか…本当にもう
終わりだろうか……するとレイが
車から降りて来た。
『……待って……!これ俺のメアドと携帯NO…慌てて書いたから
汚いけど…読める…?
メールでもなんでもいーからしてきて?俺…やっぱりこのまま
終わりにしたくないよ……』
そう言うと、レイはもう一度美沙に
キスをした。
『……レイ……みんなが見てるよ?』
美沙は笑って
レイを見つめた……帰り際……
『……美沙、俺……ほんとに
彼女いないからね。美沙から返信きたらちょっとは
期待してもいい…?』
『……』
『……美沙……
また逢えるって、
信じてる……』
と、レイは言った。
『……レイ……
有り難とう……』
そして美沙は、
いつもの日常へ、
帰って行った。

