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カタチ。
第4章 海。

身体を後ろから ふわっと
抱えられた。

男達の手が離される。

「人の女に汚い手で触ってんじゃね~よ!!!」

男達が吹っ飛んでいった。

ヒナタさんの蹴りで…。


反対の腕には息子が居た。


「ゴメン…遅くなって…って泣いてる…アイツら許せない。」





『そ…その女から言い寄って来たんですよ!楽しいことしようって!』



「はぁ…?そうか…そりゃ世話になったな」


ヒナタさんが私を下におろした。

息子を私に渡す。

私はぎゅっと息子を抱き締めた。


上着のフードを私にかぶせる。

「10数えるまで目開けちゃ駄目。チビも。」

小さくうなずいで
目をつぶる。
息子をちょっと強く
抱き締めた。


『『ヒィィィィ!!!』』


男達の悲鳴が聞こえた。

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