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カタチ。
第4章 海。

《バキッ…ゴキッ…うッ!!??》

聞きなれない音がした。
目をぎゅっとつぶる。


「もう目開けていいよ。」

目を開けた。

目の前には しゃがんで
心配そうな顔した
ヒナタさんが居た。




そして


抱きしめられた。


「ごめんね…
チビが起きたから…
一緒に飲み物買いに行ってたんだ。
戻ったら居なくて…
心臓止まるかと思った。」

また涙が溢れだす。


安心した涙だった。



私もヒナタさんの
背中に片腕をまわした。


ありがとうの気持ちを込めて…。


息子は不思議そうな顔してた。
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