この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
カタチ。
第4章 海。
《バキッ…ゴキッ…うッ!!??》
聞きなれない音がした。
目をぎゅっとつぶる。
「もう目開けていいよ。」
目を開けた。
目の前には しゃがんで
心配そうな顔した
ヒナタさんが居た。
そして
抱きしめられた。
「ごめんね…
チビが起きたから…
一緒に飲み物買いに行ってたんだ。
戻ったら居なくて…
心臓止まるかと思った。」
また涙が溢れだす。
安心した涙だった。
私もヒナタさんの
背中に片腕をまわした。
ありがとうの気持ちを込めて…。
息子は不思議そうな顔してた。