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私の彼氏は変態です!
第1章 はじまり

「ぜっったいにプロポーズは夜景が綺麗なホテルのバルコニーでお酒を飲みながら突然花束さしだされたいっ!センスねーんだょっあんにゃろー」

ただいま絶賛酔いつぶれ中のこの人涼宮花音26歳
付き合っていた彼氏からプロポーズされたが、それはラーメン屋
さすがに夢も希望も
さらに彼への愛さえ失って
断って来たところだ

「あははそっかぁ」
隣でさりげなくお酒をジュースに変えたりしているのは花音が呼び出した幼なじみの蓮

よかったぁ結婚とかしなくて
俺が結婚するんだしっ
でも俺が花音好きなの花音知らないしなぁ
この際だからいっちゃおうかなぁ

「次の人はセンスいい人がいいっ!結婚したいし…」
最後の方はつぶやきのような感じでぽとりと言葉を落とす

「んじゃぁさ?俺なんかどうょ?センスはいいと思うよ?」
蓮はさりげなくアピールをはじめた

「たしかにねー。蓮は昔からセンスはいいよね」

うんうんと何か意味もなく頷いている気がするが
まぁこの際気にしない

「ね?俺と付き合ってください!」
ちゃんと言うときは言わないとね、こいつ自分のことにはすごく疎いから(._.)

「蓮かーいんりゃにゃい?うんー」
かなり呂律がまわってないがまぁオッケーが出たと言うことで

よっしゃっ!


こんな感じで始まった幼なじみとのカレカノ生活

ーーー

「このソファはどこに起きますかー?」
「リビングのそこにおねがいしまーす。あ、それは…」
おなじみの引越しと言えばの青い服着た人たちにテキパキと指示を出して行く蓮

ここはマンションの角部屋
景色もいいし利便性もいい。そんなとこに部屋を簡単に借りれちゃう蓮はなんだかんだでちゃんと稼いでいるのかもしれない

かっこいいなぁ

なんて彼氏に言うのはのろけな気がするがでも普通にあいつはかっこいい

「この冷蔵庫はー?」
「あーそれは…」
くるっとこっちを向いて、どこにする?
聞いてくれる優しさになんだか感心する

そう言えば買い物いったときも
家具は一緒に選ぼ?でも、キッチン用品は花音の好きにしていいよ
って選ばしてくれたっけ

「それはあそこにお願いします」
蓮の優しさを感じながらお願いをする。

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