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第1章 はじまり

「僕たち付き合うことになりました」
一応いい年なのでいい加減には付き合えない
ってことであたしの親に挨拶に来てくれて

お父さんは
「許さん！」

「と、いいたいところだが、蓮君なら俺よりもいい男だからなぁ笑。早く孫の顔見せてくれよー」
なんて笑っていってた
「はいっ！」
なんて笑顔で蓮が答えたときは
まだそこまでいってないだろーがって突っ込みたかったけど…


あれよあれよと言う間に決まった同棲

おばさんパワーは凄い
うちのお母さんと、連ママとが
結婚前提ならさっさと同棲しちゃった方がいいわょっ！
どうせ幼なじみでほとんど同じ家も同然だったんだから
って半ば強引に決められて

今日の引越しがある


うん、知らなかったんだ。この日までは
同棲すると相手のことがよくわかるっていうのはやっぱり正しいと思う

幼なじみでいつも一緒にいて
兄妹みたいに育って来ても
蓮がこんなに変態だったなんて知らなかった