この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ナイショの恋
第2章 電話

「なに?S女じゃん。恭平の妹?」
「・・・あぁ」
男子に免疫のない私たちは近づいてきた数人の男子に
恥ずかしくなっちゃう。
「恭平の妹、S女なの?なにマジかよ?」
トレーを持ったままさらに近づく彼らに
心の中でキャーキャー言ってるのはみんな同じだと思う!
「だめだ。この階、空席ねぇわ」
席を探しに行っていた一人がぐるりと回ったあとに
戻ってきてそんなことを言った。
「あ、あたしたちもう帰るのでこの席どうぞ」
一人が立ち上がったとたん
次々と「そうだよね」と立ち上がる。
え~
もうちょっとお兄ちゃんと話したかったぁ~・・・
私も仕方なくトレーを持って立ち上がろうとしたら
「結実。俺と一緒に帰りな?帰ったって誰もいないだろ?」
とお兄ちゃんが言いだした。
え?え?私だけ残るってこと?
「しゅ、宿題やらないといけないから」
「宿題?」
「うん。今日の宿題難しくて」
「んじゃ、教えてやるよ。ここでやればいいじゃん?」
えぇ・・・
この集団の中に一人で残る勇気はないよ・・・
「・・・あぁ」
男子に免疫のない私たちは近づいてきた数人の男子に
恥ずかしくなっちゃう。
「恭平の妹、S女なの?なにマジかよ?」
トレーを持ったままさらに近づく彼らに
心の中でキャーキャー言ってるのはみんな同じだと思う!
「だめだ。この階、空席ねぇわ」
席を探しに行っていた一人がぐるりと回ったあとに
戻ってきてそんなことを言った。
「あ、あたしたちもう帰るのでこの席どうぞ」
一人が立ち上がったとたん
次々と「そうだよね」と立ち上がる。
え~
もうちょっとお兄ちゃんと話したかったぁ~・・・
私も仕方なくトレーを持って立ち上がろうとしたら
「結実。俺と一緒に帰りな?帰ったって誰もいないだろ?」
とお兄ちゃんが言いだした。
え?え?私だけ残るってこと?
「しゅ、宿題やらないといけないから」
「宿題?」
「うん。今日の宿題難しくて」
「んじゃ、教えてやるよ。ここでやればいいじゃん?」
えぇ・・・
この集団の中に一人で残る勇気はないよ・・・

