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その時、キミに恋をして
第2章 確信
『お先に
失礼します。』
『---え---
マジ?
もう帰るんだ…?』
『---アラ---優奈チャン♪
桐矢くん♪もう、
帰っちゃうの…?』
『---ええ---明日早いんで!』
『売れっ子アイドルだもんな♪』
---ったく---やっぱりいちいち、鼻に掛かる奴だな!コイツ!!
『優奈チャン♪
また逢いましょ♪』
『---ええ---ぜひ♪』
『優奈チャン♪
俺とも逢ってよ♪』
……ムッ!……
『---ま---
何よーッ!』
『バカだなあ!
4人でに決まってんだろ!』
『---まあ---帰るんで♪
後はお二人で♪』
『じゃあな!
桐矢♪またな♪
優奈チャンも!』
『---ハイ---おやすみなさい。』
俺は会計を済ませて車に戻った。
『---優奈---帰るか?』
『……ええ……』
『なんかわりーな?騒がしくって!』
『……ううん……
大丈夫よ。
桐矢……』
『---優奈---今日朝まで一緒に、居られなくて、
ごめんな?……』
『---桐矢---仕事だもん
仕方ないわよ?』
『有り難とう♪
優奈……』
『……桐矢……』
『---優奈---愛してるよ---』
---俺は---
優奈におやすみの、キスをした……
……そして……
家に帰ると親に、
軽く挨拶をして、
自分の部屋に入り、俺はソッコー寝た!
……アイツ……
なんなんだよ……
なんで俺こんな、
アイツの事ばっか、気になんの…?
超嫌な奴なのに……
……そう……
俺がその夜頭に、
思い浮かべたのは、優奈でもアイツの、彼女でも無く……
……アイツ自身だった……
……悔しい……
……俺は……
既にこの時、
竜に対する、
自分の感情が何か、気が着いて居た……