この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
涙色☆遠恋
第3章 拓磨の気持ち
……こうして……
私とチーフは、
最終段階のチェックを急ピッチで、
進めていた。
『……じゃあ……
彼の写真現像して、来るな♪』
『……はい!……
お願いします!』
涼のインタビュー記事も、
なんとかまとまって来た♪
……これなら……
残業にならずに、
済みそうね♪
……私は……
涼のインタビューを読み返していたら、なんだか涼の事を、想い出してしまった……
……ほんとに……
こんな素敵な人が、あたしの彼になったのかしら?……
……私は……
なんだかまだこの、現実が信じられなかった……
……涼……
逢いたいな……
……ハッ……
仕事中に何涼の事、考えてんのよ!
……もう!……
しっかりする!
……全く……
どんだけ涼に依存、してんだか!
『……おーい!……出来たぞー♪』
その時チーフが、
出来上がった涼の、写真を持って戻って来た。
『……あ!……
チーフ!
お疲れ様です♪』
……そして……
チーフは涼の写真をマジマジと見て。笑
『……うーん……
しかしイケメンだな!……』
と滅茶苦茶満足気な顔をしていた!
『……彼は……
文句の付けようが、無いな♪
こんだけのイケメンならやっぱり、
恋人とか居るのか?』
と私に聞いて来た!思わず私は飲みかけのお茶を、
吹き出してしまった。汗!……
『……おいおい……どうした!?』
『……はは……
ちょっと熱くて!
恋人ですかあ?~
どうですかね~』
……私です!……
とは口が避けても、チーフにはやっぱり言え無かった。笑っ