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涙色☆遠恋
第3章 拓磨の気持ち

『……よしじゃあ……
お開きにするか?』
『……ハイ♪……
チーフ!ほんとに美味しいお寿司、
ご馳走様でした♪』
『……新谷……
特上寿司だろ?
笑っ』
『……あっ、ですね!……
特上寿司ご馳走様でした。笑っ』
『……ハハ……
じゃあ送って行くよ♪』
『……えっ?……そんな、チーフ!
一人で帰れますから!』
『……馬鹿!……
若い娘の出歩いてる時間じゃ、
無いだろ?帰るぞ!』
『……チーフ……すみません。
じゃあお言葉に甘えます。
有り難うございます。』
『……O.K♪……』
そう言うとチーフはレシートを持ち、
レジへと向かった。
……私は……
チーフの後ろ姿を見て……
……チーフと……
付き合う彼女はきっと、
幸せなんだろうな……
と、何故か思った。

