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白雪姫にくちづけを
第19章 あずさの誘惑*


『お願い(*'ω'人)♥︎*』


ソファにあぐらを掻く浩巳の膝に滑り込み、下から見上げる。


最近、あずさは浩巳が甘えに弱いことを学んだのだ。


『…似合わない?変?』


『可愛いけど…///そんなの海でジロジロ見られたくない。』


『大丈夫!泳ぐ時以外はパーカー羽織るし。』


能天気に笑う彼女に、浩巳はちょっとムッとする。


『…大丈夫、じゃないだろ!』


『きゃ!!…んっ』


ソファに押し倒されたあずさに、浩巳の体重がかかる。


チュ…チュプ…
チロチロ…チュ


(ったく…人の気も知らないで…)


『ん…ひろ…//』


『こんな姿で誘惑されたら、断れないだろ…?』


『ゆ!わくなんかしてな…ァ//』


カーテンに遮られた光は、部屋を独特の色に染める。


薄明かりの中、浩巳の奏でる水っぽいキスの音が、あずさの興奮を高めていった。


『んん、は…ぁ//』


少し懲らしめるだけのつもりだった浩巳だが、あずさの反応見たさに、少しずつ本気になってゆく。

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