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白雪姫にくちづけを
第23章 翔平×梨々子*


浩巳とあずさが岩陰に隠れた頃───


飲み物を取りにコテージに戻った梨々子と翔平は、冷蔵庫の前にいた。


アイスも持っていこうと、翔平が下段の冷凍室を引き出していると、梨々子が後ろから覆いかぶさってきた。


『…りりちゃん、誘ってる?』


『やだ、そんなことないよ…』


『うそ。そんなに胸押しつけてきて。』


『だって…翔平の背中、逞しくって好きだもん//』


しゃがみこむ翔平の背中に、ぴったりと張りつく梨々子。


『ねぇ…翔平は、ドキドキしない?』


水着越しに豊満なカラダを押しつける梨々子に、翔平は顔だけ振向いてキスをする。


チュ


『外にお友達がいるのに、りりちゃんは大胆だね…』


『…ねぇ、シャワー浴びよ?砂、落としたい。』


チュ、チュ…


『早く戻らないと、怪しまれちゃうよ?』


『ん…だからぁ…早く…//』


待ちきれない梨々子は翔平のシャツのボタンを解いてゆく。


『りりちゃんのカラダ、おれが綺麗にしてあげるよ…』


口づけたまま、翔平は梨々子をお姫さま抱っこし、シャワー室へ向かった。


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