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白雪姫にくちづけを
第24章 カラダの悩み
カフェを出ると、大きな噴水のある広場を見つけた。
ひとまずベンチに腰掛ける。
『はぁ〜びっくりした!』
『あずさってば、顔に出すぎだから〜!』
少し落着いた所で、梨々子が話を戻す。
『──で?あずさどうなの//?』
広場には人も多く、噴水の音や喧騒で、2人の声はお互いにしか届かない。
とはいえ内容が内容なだけに…
またしても、2人は身を寄せ合って小声で話出した。
『え…と、イエス?///』
『やっぱそっか〜…』
梨々子は少し悲しそうに息を吐いた。
『あ、ごめん。普通はそうなんだよ!あずさみたいに気持ちよくなる人が多いと思うんだけど…ウチはね、ちょっと違うんだ。それが悩み。』
梨々子は続けて、もう一つ質問をしてきた。
『その…指も、口も、両方いい//?』
なんだか女子の会話じゃないみたいで恥ずかしかったが、梨々子は悩んでいる様子だったので、あずさは素直に答える。