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白雪姫にくちづけを
第24章 カラダの悩み
『う、うん…どっちも///』
『…いいなぁ。』
『え?』
『ウチね、指はダメなの。口もしつこいのはダメ。痛いんだ。』
『痛い?』
『うん…翔平は、人より敏感だから感じすぎて痛いんだって言ってくれるんだけど…ウチ的には悩みで。
本とか…ネットとか…調べてみても、気持ちいいって思う人が多いのに。』
『でも、身体のことは人それぞれなんだから、悩むことないんじゃない?』
『////でもっ…男の人って、ソコするの好きな気がするんだ。…なのに、痛いなんて…なんか、男からしたら引くってゆーか、失望するのかなって…』
梨々子はずっと俯いている。
『もしかして…翔平さんに何か言われたの?』
あずさの言葉に、梨々子は弾かれたように頭を振った。
『翔平は!優しいから嫌とか絶対言ったりしない…だから逆に、不安になっちゃう。本当は幻滅してるのかもって。』
梨々子は長い髪の毛先を弄りながら続ける。
『…今までの彼氏とは結構問題になってて。それが原因で別れたこともある。だから、痛いってこと、いつも隠してるんだ。』