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白雪姫にくちづけを
第32章 番外編
『やっと終わったーー!』
大学での試験。
ようやく全科目の試験が終わり、あずさは喜びの声を露わにした。
『ねー、この後どっか行く?…あ、あずさはデートだっけ?』
梨々子の問いかけに、あずさは頷く。
『うん。今日は浩巳と夕飯だから、今から準備するんだ!ごめんね!』
颯爽と帰るあずさ。
『あずさちゃん、すっごい笑顔。よっぽど欲求不…フゴッ!』
『芽衣!みなまで言っちゃダーメ!2人でどっか食べに行こ!』
芽衣の口を押さえて梨々子はシッと指を立てる。
あずさの後ろ姿を見送った2人は、連れ立って大学を後にした。