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白雪姫にくちづけを
第32章 番外編
*** *** ***
はぁ、はぁ…はぁ…
『…気持ちよかった?くす。』
『も、もぉ///』
うっすらと汗をかいた浩巳は、あずさの胸もとへ頭を寄せた。
ちゅうぅぅぅ…ギュ…チュピ
『…ぃっ…?!』
鈍い痛みと共に離れた彼の唇。
胸には、紅い跡が残っている。
『おれのしるし。』
『…?』
『キスマークのことだよ。あずさにつけた。』
『抱けない間はこれで我慢して?鏡で、自分で、目に入る度におれを思い出して。体中につけてあげる…』
『あっ…//』
『これが全部消えた頃には…
思いきり可愛がってあげるからね…』
『んっ…浩巳ぃ…///』
『おれが好きなあずさの場所に、いっぱいつけてあげるよ…』
あずさのちょっぴり憂鬱な日。
けれども浩巳にかかれば、それもまた、新たな恋人達の前戯。
待ち遠しくもくすぐったい、一週間のおあづけが始まるのでした。
END
(あずさの憂鬱)