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白雪姫にくちづけを
第32章 番外編
*** *** ***
『なっ……?!』
『別に怒らないでよ?普通に断ったんだから。』
ある日、あずさの勤める会社の側でランチをとる2人。
大学4年ともなると、授業の予定もまちまちで、浩巳は空いた時間に彼女と一緒に過ごすこともあった。
『…それ、いくつぐらいの人?』
『えーと2コ…年上かな?』
あずさが昨日、勤務先の先輩から告白されたと報告を受けた浩巳。
一気にしかめっ面になる。
『…くそ。』
(やっぱりだ。あずさは会社でも目を引いてるに違いない。)
★小言①
『もたもたしてられない…』
『ん?何か言った?』
『別に。そいつに会ったら、顔面にパイ投げしたいなって思っただけ。』
『やだ何それ!あはは!』
『はは。じゃ、また連絡する。午後からも頑張って。』
2人は店を出て、別れた。