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嘘つきな唇
第1章 出逢いは突然に
『……だけど……
それは姉さんの、
恋人になるってのが、条件だった……』



『……そんな……
酷い……』



『今俺がやってる、ラウンジも費用は、全て姉さんが、
出したんだ。だから俺はこの若さで、
店を持てたんだ。』


『……ルウ……
だからなのね?』



『……ああ……
だけど姉さんは、
始めは俺は費用は、一切出さなくていいって言ってたけど。欲が出たんだろう。俺にマンションと、店の費用を半分、
出して欲しいと、
言って来た……』



『……酷い……
嘘ついたって事?』


『……まあな……
俺が金全て返すまで絶対俺とは別れ無いってさ……』



『……そんな……』


『……だから……
少なくとも俺は、
姉さんに借金返済、終わるまでは、
姉さんとは切れない。
体の付き合い全て含めて……』



『……』



『何百万もの借金、俺がどんなに働いても、後10年は少なくとも掛かるよ……
だからその間俺は、他に女も作れ無いんだ。』



『……ルウ……
そうだったの……』


『……SEXも……
ほとんど姉さんの、言いなりで……
初めての夜なんか、俺の事お気に入りだから……
それはそれは……
貪る様に俺の体を、求めて喜んでたぜ……』



……ツッ……








『……俺は……
姉さんが俺を、
欲しくなったら、
いつでも何処でも……足を開いた……』








『……ルウ……』








『……それは……
これからも続く……俺が借金を全て、
返し終わるまで。』


『……ルウ……
もう止めて……』



『……俺の……
身の上話はこんな、感じかな~
俺はこんな情けない男なんだよ……』



『……ルウ……
そんな事無い……
そんな事無いよ。』


『……だから……
俺は良く皆から、
カッコイいいとか、言われてるけど……俺はカッコ良くも、何ともないんだよ。最低な男だ……
俺は……』



……私は……
ルウを抱きしめて
居た……
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