この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嘘つきな唇
第2章 嵐の一夜
……カチャ……
『……只今……』
『……ルウ?……
どうだったの?
店は?……』
……ったく!……
挨拶より先に売上?疲れて帰るんだから『お疲れ様』ぐらい言ったらどうなんだよ!
……最も……
そんな女じゃねえな。
『……ホラ……
売上伝票!』
……俺は……
売上伝票を美砂に、渡すと冷蔵庫から、ビールを取り出し、ソファーに腰掛けた……
すると売上を見た、美砂が……
『……アラ……
凄い!
100万超えたのね♪』
と言って来た。
案の定美砂は上機嫌だ……
『……当たり前……俺がその気になりゃこんなもんだよ♪』
『……そうね♪……さすが私の見込んだ男ね♪ルウは♪』
……なんて……
ほんとは愛美の、
おかげだけど……
『悪いけど……
疲れてるから今日はもう寝るぜ?』
『……あ、ええ……そうねおやすみ。』
『……ああ……』
……さすがに……
今日は美砂も俺に、強要はして来なかった。
……まあ……
して来ても今日は、断るけどな……
……俺は早々に……自分の部屋に戻って眠りに着いた……
……眠い……
さすがに疲れた……
……美砂に……
いつ言おう……
……うーん……
こういうのはマジ、タイミングだしな~あんまり早過ぎても良く無いし……
かと言って遅過ぎもなあ……
……雪奈……
元気か?……
……雪奈……
ごめんな……
でも必ずなんとか、決着付けるから……もう少し待っててな……
……雪奈に……
逢いたい……
……雪奈と……
昨日まで一緒だったのに……
……いつも……
雪奈と逢って居たい
……雪奈……
愛してる……
……早く……
雪奈に逢ってまた、思い切り……
……雪奈を……
抱きしめたい……
……俺の……
この手で……
……寝よう……
マジで寝むい……
……俺は……
雪奈の事を思いながら……
寝りに着いた……