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嘘つきな唇
第2章 嵐の一夜



……カチャ……



『……只今……』



『……ルウ?……
どうだったの?
店は?……』



……ったく!……
挨拶より先に売上?疲れて帰るんだから『お疲れ様』ぐらい言ったらどうなんだよ!







……最も……
そんな女じゃねえな。







『……ホラ……
売上伝票!』







……俺は……
売上伝票を美砂に、渡すと冷蔵庫から、ビールを取り出し、ソファーに腰掛けた……
すると売上を見た、美砂が……



『……アラ……
凄い!
100万超えたのね♪』


と言って来た。
案の定美砂は上機嫌だ……







『……当たり前……俺がその気になりゃこんなもんだよ♪』






『……そうね♪……さすが私の見込んだ男ね♪ルウは♪』



……なんて……
ほんとは愛美の、
おかげだけど……



『悪いけど……
疲れてるから今日はもう寝るぜ?』



『……あ、ええ……そうねおやすみ。』


『……ああ……』



……さすがに……
今日は美砂も俺に、強要はして来なかった。



……まあ……
して来ても今日は、断るけどな……



……俺は早々に……自分の部屋に戻って眠りに着いた……







……眠い……
さすがに疲れた……






……美砂に……
いつ言おう……







……うーん……
こういうのはマジ、タイミングだしな~あんまり早過ぎても良く無いし……
かと言って遅過ぎもなあ……







……雪奈……
元気か?……







……雪奈……
ごめんな……
でも必ずなんとか、決着付けるから……もう少し待っててな……







……雪奈に……
逢いたい……







……雪奈と……
昨日まで一緒だったのに……



……いつも……
雪奈と逢って居たい







……雪奈……
愛してる……







……早く……
雪奈に逢ってまた、思い切り……







……雪奈を……
抱きしめたい……







……俺の……
この手で……







……寝よう……
マジで寝むい……



……俺は……
雪奈の事を思いながら……
寝りに着いた……


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